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たぬきの落書帳
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藤田和日郎「邪眼は月輪に飛ぶ」を読んだそばからすぐ語る!
邪眼
*そういえば、たぬき小屋で漫画について触れるのは、朝ジャンを除けば意外と初めてですねぇ、確か。たぬきは漫画もようけ読むんで、これは今までやらなかったのが逆に不思議。というわけで一部読者さんからのリクエストもあり、始めてみます、たぬきリコメンド(漫画編)。第一回目は、藤田和日郎さんの「邪眼は月輪に飛ぶ」です。実はついさっき購入して、今しがた読み終えました。これが実に面白くって、買って一時間以内に読破、これからのリピートは確定的ですわ。
*藤田和日郎さんといえば「うしおととら」であり「からくりサーカス」。どちらも今さらここでたぬきがうだうだ言うまでもなく、少年漫画の名作として有名ですね。この二作はどちらもめっさ長期連載でしたが、今作「邪眼は月輪に飛ぶ」は、ビッグコミック・スピリッツに舞台を移し、今年の初頭に七週に渡って短期集中連載された作品の単行本化です。なので全一巻完結、藤田和日郎さんの魅力が見事一冊に凝縮された内容になっています。
*ここで懺悔すると、たぬきは幼少の頃に両親から漫画を規制されていたこともあり、藤田和日郎さんの作品は断片的にしか読んでいません、ごめんなさい、すいません、めり込む程土下座します。ってなにもそんなにも謝らなくても、と言われましょうが、謝ります。何故なら、今作がホントに面白かったからなの…
*もう、どこから話せば良いのやら、たぬき軽く困惑。内容については、これから読むだろう人を考慮してくわしい言及は避けておきます。取り敢えず話し易いところから始めると、まずキャラクターの魅力が滅茶苦茶ぶ暑い。短期集中連載にも関わらず、主要全キャラ立ちまくりで、それぞれがそれぞれの信条を貫き関わり合っていく。一応主人公は狩人のおじいさんなんですが(その次点で、最早顎が外れます)、読者が視点をズラすことでどのキャラでも主人公にしてしまえる程、キャラの描き方に厚みがあり、それぞれの背後にある物語を感じさせる。唯一の仇である存在、「ミネルヴァ」においてもそれは同様なのであって、その力量には、もう感服。近年のジャンプが失ってしまったものは云々、とつい愚痴を零したくなってしまいます、たぬきは。それだけに、「ミネルヴァ」自体を掘り下げるエピソードも読んでみたかったなぁ。…そのへんは短期連載だし、かなり欲張りな注文ではあるけれど。
*ほんでストーリー。いやぁ、すげぇ。ふんだんに散らされた伏線が、一気にラストへ向けて収束して行く様は、言葉通りに圧巻。これぞ短編もののカタルシスや、と、たぬき思わず関西弁にて絶叫。表向きのストーリーが作者が訴えかける主題の比喩として作用しているのが明白に伝わって来ます。人間にとっての実害をもたらす絶対的な悪としての「ミネルヴァ」、それも換言すればあくまで「人間にとっての害」なのであって、それではこの世界にとっての「ミネルヴァ」とは何なのか、人間の業がもたらすモノとは一体何なのか、または自然と人間との関わりとは、といった巨視的な価値観について触れられている作品です。はは、そんなのよくあるじゃ〜んとヌカす若輩者は、黙ってこれを読みなさい。この作品と同等の説得力と迫力をもってねじ伏せられる漫画体験は、他にそうはないから。その意味では、実に漫画らしい漫画。だね。
*あと、やっぱり絵がいいよ、絵が。決して綺麗な作風ではないけれど、その分作者の熱量とエネルギーがダイレクトに伝わってくる絵。表面的なお洒落を気取らない、正統派さながらな佇まい。こういった全ての要素が合わさって、この人にしか出来ない表現として成立しています。
*というわけで、今作は「うしおととら」時代からのファンの方も、駄目たぬきみたいに半端に知ってたって方も、初心者の方も、一冊で藤田和日郎を堪能出来るナイスな作品だと思います。猛烈に反省したたぬきは、これから地道に藤田和日郎作品を読んでいこうとか思っている次第です。
*ちなみに作者の藤田和日郎さんなんですが、現在は週刊モーニング誌上にて、「黒博物館 スプリンガルド」を連載中。ぐぇ、めさ気になる…。
たぬき : たぬきリコメンド(漫画編) : 18:21 : comments(0) : trackbacks(1)
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