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たぬきの落書帳
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無駄に詳細に書く、試験当日の顛末(後編)。
*引続き、試験当日の顛末編。なんだかズルズル長引いたこのシリーズも、今回にてホントに最後、毎度毎度の長文ながら、お付き合いどうもです。

*かくして、重い目蓋をこすりこすり、麹町駅に到着したたぬきさん。電車内で半端に突っ立ったまんま寝るもんだから、途端に眠気が五割り増し、身体がヘヴィ。でももう試験時間目前、仕方ないので本日二本目のリポビタンを購入、クイクイとやりながら、二次試験の時に発見した、どこか寂しげなリーマンが多数群れる公園で煙をもくもくやり、自分自身を強制的に再起動。そんなことしてたら時間一杯、たぬきは勇んで試験会場たる会社ビルに乗り込んだ。二本目のリポビタンがこれ予想以上に効き過ぎて、自分の席に着席した頃には、全身、特に顔面の体温が上昇、そんでもって紅潮、脈がいささか早まってきて、もう何だか分からんが、真っすぐ行ってぶっ飛ばす、右ストレートでぶっ飛ばす(幽白)、みたいな、妙な気合いが漲ったテンションになっていた。

*会社ビル、っても年季の入った小さなところだが、その五階、会議室のような一室にて最終試験は行われた。試験内容に関して事前に知らされたのは「実技/面接(三点に厳選した作品のプレゼンテーション)」ってことのみ、特に実技については一切が不透明、その場のインスピレーションに懸けるしか術はないわけで、試験開始時刻までの僅かの間、あれこれと妄想をして頭脳を柔らかくする。と、そこへ二次試験の際のエッシャーおねいさん、まぁこの人は大方、事務関係の社員さんなんだろうけど、その人がササッと入室、ご丁寧に鉛筆数本とケシゴム、それと問題用紙を配って回った。そんで特に注意事項等の説明もなく、試験時間は一時間ですよ、とだけ伝えられて試験開始。いざ、ってんでまずは問題用紙をめくるたぬき。配られた用紙3枚のうち、1枚が問題用紙。して、その問題とは、これ如何に。

*「株式会社(受験してる企業名)の企業広告を考えてください。」これが最終試験、実技部門の問題であった。注意事項として、「当社が新規クライアントを獲得するための広告として考えてください。媒体等は自由に設定していただいて構いません。」とのこと。また、「面接時にこの課題について簡単なプレゼンテーションをしていただきます。」との脅し文句まである。んんん〜、にゃるほど、そうきたかぃ。残りの用紙2枚はまるで白紙、どうやらこの2枚は自由に使用して、自分の考えを定着させてけろってことやな。きた。何を隠そう、たぬき実は、今回の企業さんについては、ウェブその他を駆使してそれなりに調べていたんである。予習済み。これは千載一遇、チャンス到来かもしんまい、と思った。試験開始直後は。

*取り敢えず、全体的な方針として、こんな鉛筆書きじゃあ完成度なんざ到底求められないし、白紙全体を様々なアイデアで埋め尽くし、発想力で勝負しよう、とたぬきは心に決めたん。従って、まずは会社の特色、例えばベテラン企業である故の地盤の強固さや、どこか品のあるシンプルかつストレートな作品が多い点、クライアントとの関係を大切にする社風、などと重要と思われる要素を箇条書きし、そこからあれこれ発想していったん。会社とクライアントとの関係を、長年に渡り本音で連れ添った夫婦に例えてみたり、某幽遊白書、蔵馬の「馴れ合いよりは刺激を」という名セリフをさり気なく引用して、自分で思わず吹き出しそうになったりと、出だしは順調、かに見えた。だがしかし、そのすぐ先には落とし穴があった。

*引っかかったのは、問題用紙にあった「媒体等は自由に設定していただいて構いません。」というフレーズだった。たぬき、ここまではそこそこアイデア自体は出てきたものの、それを定着させる媒体に関しては、ごくノーマルなポスターという考えしかしていなかったんである。されば、こっから媒体についても考えを膨らませていこうかね、と思ってはみたものの、何故かそれに対してのアイデアが枯渇、からっきし出て来ないんである。広告制作会社の企業広告、その媒体。これがなんとも実感がないというか想像・発想に難しく、思い浮かばない。この時点で試験開始から20分程が経過、たぬきに若干焦りの色が見え隠れし始めた。心臓が、なんかこう、揺れた。ゆっさゆさ揺れた。

*結局。アイデア10数点、媒体案はポスターのみしか挙げられぬまま試験時間が終了した。あわちゃちゃちゃ、これ、もしかすっとやばいんじゃねぇか、そんな不安、でもでもこれからまだ面接がある、取り返すのは不可能じゃない、そんな一抹の希望、それらが混ざり合った頭脳。なんだかパンパンである。そんな状態で暫し惚けていると、試験官からとうとう面接開始の宣言が。で、まずは部屋の右手角に座っていた、少しくチャラってる感じの受験生が呼ばれ、作品と思しきものを抱えて別室に入っていった。そのあたりから、来る。何がって、本格的な緊張。最初のうちは、まぁ至極緩やかな緊張、なんとか跳ね返せる程度かなって感じだったそれが、チャラってる男が退室して15分程たったくらいから、たぬきの心臓の鼓動は徐々にフェード・イン、クレッシェンド。その五分後には完全に四ツ打ちハウス、これが深夜のクラブなら、酒あおりながらに俄然踊っちゃうぜってな感じの、図太いビートに変わり果てていた。正直、ここまでデカい自分の心音は初めてで、自分で自分に戸惑う始末。そんな中、来た。何がって、たぬきの面接タイム。ずっと俺のターン。

*名前を呼ばれてゆらりと退室、面接室たる別室の扉の前で深呼吸。ここでようやく、右ストレートでぶっとばす、真っすぐ行ってぶっとばす(幽白)みたいな闘志が再び湧いて来て、ようっしゃ、やってこます、と勇んで扉を開いた。途端に折れた。何がって心が。

*いや、たぬき弱っ。とお思いの貴方、あながちその考察は間違ってません。お友達ならご存知かも知らんが、たぬきはプレッシャー、外圧に滅法弱い華奢な精神構造を誇っているのである。いや、別に誇りでも何でもないけどさ。だから何かしらのプレゼンやら面接の類はただでさえ苦手。不得手。そのうえ。そのうえ。そのうえ。なんと扉を開いたその部屋には、面接官が10人近く待機、長テーブルをズラリと取り囲んでおり、それはもう壮観っていうか正しく地獄絵図、面接官なんざせいぜい居ても5人くらいだろ、と完全にタカを括っていたたぬき、リアルに卒倒5秒前。やれん。

*やらかした。完全に、やらかした。憔悴。あああわた〜、えらいこっちゃ。もうほとんど思考停止。一寸先、っていうか正しく今が闇。そんな状態で、憔悴しながら前述の公園で煙草をもくもくやっていたのは、試験終了後のたぬき。もくもくやりながら、何度も何度も先頃の面接を回想するが、視界に入った風景は覚えているものの、もうほとんど、何を言ったのかという点に関しては記憶が曖昧。実にファニー。もう、やらかした。その言葉しか思い出せない末期症状。

*もう、まず第一声、失礼しますの一言から噛む始末、自分の大学名さえパッと出て来ず、なんとか座席に座るも心此所にあらず。沢山の偉そうな目ん玉がたぬきを見つめている。そう思うと自ずと行動も不可解になり、着席するも作品群の置き場に困りガサガサ、早速実技試験のプレゼンをしてみるも、言いたい事は山ほどあるのに言葉が追いつかず、しどろもどろ。噛む、訂正する、んでもまた噛む、の無限ループ、結局、言いたいことの半分も言えたかも怪しい感じのまんま、そんじゃあ持参した作品のプレゼンを頼むわ、ってことになって、いざ取り出そうとするも、作品パネルを順番に並べて用意してないもんだから袋をゴソゴソ、テーブルに並べる際も、無駄に丁寧にやろうとするもんだから「几帳面だな〜君は」などと突っ込まれ、別に悪気のある発言じゃないんだろうけど、たぬきの身体はさらに固まり、最初の作品でなんとかペースを掴もう、流れを持って来ようと足掻いた結果、なんとか喋れたものの説明が冗長になり過ぎ、この時点であと2作品あるのに既に面接時間は長丁場。内容に関しても、いろいろ突っ込まれれば突っ込まれる程にアドリブの弱さが露呈、え、とか、あ、とか沈黙とか、マイナスイメージを与えたであろう瞬間が連続し、緊張のあまり何故か靴下を引っ張る、などの意味不明な行為も頻出、なにより口の中の水分が枯渇し、余計上手く喋れなくなり、2作品目のプレゼンからはなんとか若干持ち直したものの、既にここまでの流れは挽回出来るとかそういう話じゃない感じと思い込み、そのせいかもう敬語すらまともに出て来なくなり、最後の最後に、昔この会社と縁があった父親の話になって、そこでちょっとしたジョークをかまし笑いを誘い、でもそんなんで到底安堵なんて出来ずにあわあわしたまんま、試合終了、ゲームセット。どうかね。えらい読みにくい文章だったでしょ。多分その感じは、実際の面接でのたぬきの印象に近い。とにかく、終始バタバタした。終始バタバタした。終始バタバタした。

*思い返すと上記のように、不味い点ばかりが鮮明に蘇って来て、やれん。喫煙所で暫しの間惚け、仕方ねぇ、帰るかこの野郎、ってんで駅のホームに降り立つも、電車に乗るのが億劫で、っていうか気力が追いつかず、ベンチで再び憔悴。ようやく乗車したものの、乗り継ぎするたびにまたベンチで惚け、そんなことやってるもんだから、一時間弱で帰れる道中を、倍くらいの時間をかけてなんとか帰宅、即、ベッドにバッサリ倒れ込み、ここでようやく何かの圧力から解放されたたぬきは、もう死んだように寝た。死んだ。

*死んでたら電話が鳴った。身に覚えのない、知らない番号だった。寝ぼけたまんま、出た。したら、会社から、先刻の面接官の一人からの電話だった。

内定が決定した、その報告の電話だった。

思わず素頓狂な声が出た。寝ぼけてたから、全く駄目だと勝手に思ってたから、憔悴しきっていたから、奇妙奇天烈なリアクションが素で出て、面接官の反応が若干変な空気になった。言われるがままに今後の流れの軽い説明を受けて、電話を切った。泣きも笑いもしなかった。ただただ、脱力して、たぬきはそのまま再びベッドに倒れ込み熟睡、その後入っていたバイトを無断欠勤してすっぽかし、お友達に多大な迷惑をかけ、気付いたら次の日の昼間。悪い夢かと思った。でも手元に、電話のメモが残っていて、ようやく少しだけ現実を実感し、即座に両親に電話をかけ、母ちゃんは大喜び、父ちゃんは素直じゃないから平静を振舞ってはいたけど、多分内心はことのほか安堵、かく言うたぬきもここで初めて安堵、背負っていた何か重たい物がどっかにぶっとんでったみたいな、でもちょっとだけ信じ難いみたいな、変な開放感を味わった。終った。こうしてたぬきの就活地獄巡りの旅は、終った。終りました。

*以上が今回の一件の顛末です。自分の記憶の整理と、精神的な決着、それを公開しながら楽しく読んでもらえたらいいな〜って感じで長々と綴ってまいりました。それが伝わってればこれ幸いです。まとめるのにやたら時間がかかったので、何時までこのネタ引きずってんだこの野郎、みたいな感じになっちゃったけども、実際はだいぶ心が切り替わってる最近です。なにより、卒業したら社会人、っていう実感がまだ薄い。うすっぺら。お友達の皆さんへの感謝の言葉は、クドくなるのでもうここには書かないけど、でもやっぱありがとう、とだけ言っておきます。シャイだから。でもそれは謝意。いや別にうまくない。

*さて、明日っからは早くも10月。ここからは心機一転、卒業に向けて気合いを入れ直していきたいと思っとります。たぬき小屋としても、就活編に区切りがついたので、なんかしらの新企画とかも考えています。乞うご期待。いや、あんま期待はしないで。それでは、また。あんま夜更かしすんなよ。
たぬき : ここ数日のたぬき : 13:52 : comments(4) : trackbacks(71)
部屋はそいつの人格を表す媒体だ。でも認めたくねぇ。
反転部屋
*最近、油断すると部屋がすぐ荒れる。来客があると片付けるからそれなりに持ち直すのに、後が続かねぇの。部屋が荒れだと心も荒むよね。でも片付け始めると、徹底的にやりたくなっちゃうんだよね。あ〜、でも卒業したらここも引っ越すだろうし、そろそろ身辺整理を真剣に検討・実行せんればいかん。以上、どうでもいい公開独り言。
たぬき : 独白 : 18:43 : comments(1) : trackbacks(0)
帰ってみたらネット止まってるやんけ、まいったねどうも。
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*やっべ〜、学校から帰ってパソコン開いてみたら、見事にネットが止まってるじゃあないですか〜、ちょっとばかし落胆だわさ。そんな体たらくなもんだから、取りあえずは携帯から更新してみるものの、今日でフィニッシュする予定だった就活編最終章は、まぁ仕方ないので明日に延期します〜。ちょほ〜。携帯から記事書いてると、微妙に文体が変わっちまうのが自分で気持ち悪いですぅ〜。どうでもいいですね〜。

*今日はまた久しぶりに学校に行って来たぜ〜。っても、授業ではなくて、前期で終了したはずの我がゼミナールの「裏」的会合のためだけどね〜。うちのゼミには、正式な授業としては前期で終了だけど、後期もいわば「裏ゼミ」として、出席自由、実にフランクな感じで存続するという暗黙のシステムがあるのだ〜。これからも多分これは続くので、なるべく出席しようと思ってるんだけど、そろそろ卒業のための単位がヤバい感じになってきたので、そっちも頑張んなきゃな〜みたいな〜。ちゃんと早寝早起きを心がけないとね〜。やれんね〜。

*今日はあの推薦状の一件以来、教授に会ってガッチリ握手して来たぜ〜。そんだけだぜ〜。やっぱキーボードじゃないと全然調子出ないんだぜ〜。あばばばば、まぁ今日はここら辺で失礼するわ〜、また明日ね〜。なんなんだこの記事、支離滅裂ですいませんなんだぜ〜。ヘコむ。

*あ、ちなみに画像は、昨日食べた白米を炒めて醤油とかを適当にかけたやつだぜ〜。激ヤセ必至だお。だお、じゃね〜よこのやろ〜。さよなら。

たぬき : 携帯からの呟き : 19:28 : comments(0) : trackbacks(0)
自然の造形は人智を軽く凌駕する。
*ちょっと所用で出歩いて帰って来たら、マンションの入り口付近でデッカいイモムシさんがうねうねとやっていた。その大きさ約10センチほど、しかも橙と青の二匹でコンボ。多分、餓鬼んちょの頃以来、久しぶりにここまでの大きさのイモムシってのを見たけども、ちょっと凄いよね、この造形は。某カードゲームの「ワーム」を彷彿とさせるうねうね感と生々しさに、思わずたぬき戦慄。よく有名な画家さんとかが、自然を観察することはガチで大事みたいに言ってたりするけど、こういうの見るとよく分かるわ〜その心情。自分の頭からだけじゃあいくら捻ったって出て来ない、自然の造形ならではの形、模様、色彩、その他。アイデアってのはその辺にゴロゴロ転がってるんだぜ。

*というわけで、問題のイモムシさんズを接写してきました。虫が苦手なお方や、お食事中のお方はごめんなさい、堪忍や。





芋虫
芋虫青
たぬき : たぬきの一コマ写メールシリーズ : 14:18 : comments(0) : trackbacks(0)
見さらせジャンプ編集部、そんで呆気なく打ち切れ!
*え〜、採用試験当日の顛末がまだ途中な状態ですが、唐突に気が向いたので、ここでイレギュラーに小学生時代の話でもしてみることにします。いや、ホントなんとなく。

*たぬきが通っていた小学校、特にその後半、5年生とか6年生の頃ってのはもう荒れに荒れていて、もう餓鬼ならではの暴走・迷走が甚だしいなんてレベルではなく、ホント今思い返しても暗黒な思い出ばかりなんですけど(この辺のお話は近々別記事で執筆予定)、唯一、そんな劣悪な環境の中でたぬきなりに頑張ってたことがあって、それは何かと言うとクラブ活動。ほうほう、それっつうとアレですか、運動系の部活に精を出しておられたんですか、って全くそんなことはなく、むしろ真逆、インドア文化系ど真ん中ストライク、と思いきやワイルドピッチな「マンガクラブ」。暗っ、とか言わないで、分かってる、分かってるから。痛っ、とか以下同文。

*で、たぬきはそこで人生最初のマンガ作品を執筆したの。その名も「えんぴつマン」、タイトルからして小学生感が剥き出し過ぎて、書いてる本人があちこち痒いです。なんつうか、これといって特徴的・起伏のあるストーリーはなく、えんぴつマンだとか、ケシゴムくんだとか、文房具を適当に模したキャラクター共が毎回ドタバタと騒ぐだけの、不快極まりない駄マンガであった。しかも途中からジョジョの悪影響で支離滅裂、作風は完全に滅茶苦茶になっていった。ダダイズムは履き違えると危険すぎる。

*ところがこの「えんぴつマン」、その内容とは裏腹に、自分で言うのもアレだけど当時は結構に好評で、一番始めこそ学級新聞の四コマ連載だったのが、評判を受けて自然と独立、A4のコピー用紙を半分に折ってホチキスで製本し16ページのコミックもどきを制作・執筆し、その時代錯誤なスタイルが話題を呼び、クラスの片隅には「えんぴつマン」コーナーが設けられ、全部で25巻くらいが刊行されるに至ったのである。残念ながらそれらは、小学校を卒業する際に、全て友人にあげてしまったので手元にはないのだが、主人公のえんぴつマンを、今描いてみたのでアップしておく。ホントに適当にも程があるキャラ造形ですね。恥ずかしくって目から火が。
えんぴつマン
えんぴつマンNOW

*と、そんな感じで好評を博した本作は、作者たぬきに飽きが来たので25巻くらいで無理矢理に完結、すかさず次回作「ロボットさんとスライムくん」(通称:ロボスラ)を発表した調子乗りかつ痛い系たぬき、これまたポテンヒット、18巻くらいまで続けて、飽きたので以下同文、更なる次回作「ごんごんごん」では、「ごんぎつね」と「モンモンモン」(つの丸)の融合、という壮大な方向転換を図るも2巻で打ち切り、っていうかたぬきが投げて強制終了となった。そんな小学生だった余波かなんだか知らんけど、今でも時たま無性にマンガが描きたくなるのです。以上、中ニ病ってか小児病全開でお送り致しました、さりげなくも新コーナー「たぬき昔話」のコーナーでした。

*追記。「えんぴつマン」でググっても、それらしきヒットはありませんでした。記録より記憶に残りたい、なんて言い訳だぜ。くすん。
たぬき : たぬき昔話 : 13:25 : comments(0) : trackbacks(0)
無駄に詳細に書く、試験当日の顛末(前編)。
*おぅら、ちょっと間が空いてもうたが、いよいよ怒濤の就活編もこれが最終章、激動の採用最終試験・当日編でございます。要は前回の続きね。気が張っていたせいか、この日のことは細かいとこまで無駄に覚えているので、なるべく詳細に記述してみる。記憶をほじくり返すのが面白くって、つい。多分それ故、話がなかなか進まんとは思うがそのへんはご容赦。

*はてさて、前日、っていうかもうほとんど当日の早朝にまで諸作業が長引いてしまったおかげで、たぬきは、今から寝たらもうきっと時間通りには起きれないだろう、と判断して、完徹を心に決めた。というのも、何を隠そう、実はたぬきはその直前の二日前くらいから、試験のための諸準備に時間を取られ、睡眠時間が極端に削られていたんである。そんな状態なもんだから、今ここでベッドに倒れれば、ほぼ丸三日分の睡魔がここぞとばかりにたぬきを完全包囲、一網打尽の後に悪・即・斬ってな事態が待っているであろうことは、火を見るより俄然これ明らかで、寝たら人生が終焉してしまうので、絶対寝ない、だがしかし睡魔はもうすぐ背後に忍び寄って来てるのは明白、それを振り払い、試験に向けての士気、覇気、殺気などの諸々の気を取り戻すためにもなんか必死にテンションを上げなくてはならんと考えたたぬきは、あろうことか、スリープしていたパソコンを再起動、アイチューンの自作プレイリスト、「カラオケ」の中から「残酷な天使のテーゼ」を再生し、ヘッドフォーンをしながら、早朝にも関わらず絶唱、スッキリした後リポビタンを買ってきてクイクイ飲みました。

*集合時刻は午前11時半。第二次試験と同様、麹町の会社ビルにての選考なもんで、相模原からは軽く一時間ちょいはかかるわけだ。でもって、着いて早々いきなり試験ってのも、ちょっと心が落ち着かないもんで、余裕を持って早めに到着しておきたいよね、結局たぬきは一睡もしないまんま、9時過ぎには家を出た。プレゼンのための作品を抱えて、のこのこと。なんだかこの日は、平素よりかかなり涼しかったのを覚えてる。暑いよか幾分マシ、だって、ばっちりスーツで重装備だし。

*電車に揺られ、せめて移動中くらいは眠らせていただく、と思っていたものの、朝方の電車を舐めちゃいけませんぜ旦那、空いてる席なんて、ねぇよ。仕方ないから、つり革に両手を通した体勢でコックリコックリ船を漕ぎ漕ぎ。してたら不意に「んもぅ可哀想にねぇ」ってデカい声が聞こえて、ハッと目を覚まして声がしたと思しき方を見遣る、そこにいたのは隣で立っていた、お化粧が鉄仮面のように尋常じゃなく濃い、ガッチリパーマのおばちゃんで、バッチリ目が合った。可愛そうにねぇって、なに、それたぬきに言ったん?どのへんが可哀想?極端に痩せてるからかしらん?と詰問したくなったけど、試験前に面倒くさいことになってもやれんので、もう一度寝入るフリをして、逃げておきました。でもちょっと、なんとなく不吉な感じがして、じわりと嫌な感じだったわ。

*とか下らんことダラダラ書き連ねるもんだから、文がどんどんどんどん長くなっていく。すいやせんねぇ、たぬきの悪い癖だぁね、次回からはちょいとスパートかけるね。時間が無いので続きます。
たぬき : ここ数日のたぬき : 20:21 : comments(0) : trackbacks(5)
前日に南青山で迷走、でもどっか押された背中(後編)。
*前回の続編です。なんか微妙に風邪ひいたくさくってちょいダルい。まぁ症状は軽い感じなんで大丈夫ではあるけれど、やれん。

*そんなわけで、持参した作品集を肴に教授といろいろと話したの。翌日の試験、面接においては、時間の都合上全部の作品は見てもらえないもんだから、三点に厳選してプレゼンしてくれよな、と企業さん側から通達があったので、その三点についてアドバイス貰ったり、その流れで、面接での心構えとか、精神的な部分など、諸々に助言をいただいたって感じ。作品に関しては、もう直前だけどやっぱ修正すべきところは多々あったし、ギリギリまで粘ろう、やれるだけのことはやろうってな思いで、家に帰ってからも作業に取りかかることにした。果たして睡眠はどれだけとれるだろうか、その一点だけが激しく不安、ちょっと心の臓が揺れる。

*そんでもって推薦状の方向性も決定し、取り敢えずこれから執筆するので三時間後くらいにまた来てくれってことで一旦事務所を出て、付近をふらふらしたり、喫茶店で翌日の事についてあれこれ考えたりしながら時間を潰した。正直なところ、この日こうして事務所を訪れていなかったら、今回の内定獲得は怪しかったかもしれんな、と思う。アドバイスが的確だったことも勿論だけど、なんつうか精神的な部分で適度に緊張感が出てきて、面接官に立ち向っていく気合いが注入されたかのような、良いテンションになった。普段は背筋は丸まってるわ、喋り方はダルいわで、なんとも力強さに欠けるたぬきだが、明日は自分を騙してパキっとかます、そんな気分。敵を欺くにはまず味方から。吽。

*で、ほぼ三時間後、再び事務所に舞い戻ったたぬき。先刻たぬきが面談した入り口付近の応接室では、先生がクライアントと思しきお方と談笑しておられた。そらそうですよね、今日だって普通にお仕事ですもんね。そんな中で時間取っていただいて、そりゃもう感謝ですばい。

*どうやらもうちょっと時間がかかるらしいので、制作事務所内に通されて、そこで先生を待つことに。事務所を訪れるのも初めてなら、制作室に立ち入るのもこれまた初めてなもんで、絶賛学生であるたぬきには滅多にない体験、その雰囲気を味わってみる。ほど良い緊張感の中、デザイナーの方々が三人くらい、パソコンに向かって手を動かしていた。実際の制作のほとんどはデザイナーさん達がやってるのだろう。壁面にはなんかのお仕事の経過であろう、見た事のないロゴタイプのバリエーションがズラッと掲示されていて、たぬきが座った席のテーブルには、そのロゴ案を配置した何らかの商店、店舗の写真をプリントしたものが置かれている。これらはきっと先生の意見待ちなんだろうな。くぅ、これがデザイン室の空気か。これがプロフェッショナルなのか。なんとも心地良い刺激。

*そんな感じで少し待ってると、クライアントさんとの話し合いを終えた先生が入室、
書き終えた推薦状の見本を手渡してくれた。文面では、なんつうか、身体が部分的にムズ痒くなる感じに誉めちぎられているたぬき、あわばばば痒い痒い。事務処理担当と思しきスタッフさんが、これ以上ないって感じの持ち上げ具合ですよねぇ、なんつって、笑う。見ておれ、当日はそんなこと言えんくらい、堂々とかましたるけぇの。

*そんで、その完成した推薦状を、事務所のオフィシャル封筒に包んでくだすったんだけども、ここで一波乱。先生的には封筒に企業さんの名前をプリンタ印刷でバシッと決めたかったのだけども、これが何故だかなかなかセンター位置に印刷されず、パリッといくまで約一時間超、お仕事もあるにも関わらずパソコンちゃんと格闘する先生。流石はデザイナーの鏡とでも言うべきか、この辺はやっぱ凝り性なんだなぁ、ホントにありがてぇなぁ、と思いつつ、家に帰ってからの作業が控えているたぬき、若干焦りが出てきて笑顔がひきつったりなんかして。でも感謝。

*で、一時間後、ようやく完成した封筒を受け取り、「明日はハッキリ、ハキハキやってこいよ!」「はい!」「声が小さい!あと姿勢!」「はい!」「よっしゃ、そんじゃあ頑張って」「ありがとうございました!」なんてスパルタンなやり取りを交わしつつ、勇み足で事務所を出たたぬきは、翌日への意気込みを胸に、オサレ最先端な南青山を、オサレ感ゼロの競歩で横切り、今のうちに寝だめをしておくべく、新宿に出てから京王線にて橋本まで揺られる間、ばっちり熟睡して帰宅。

*この時点で時刻は夜も8時、そっからすかさず作業に入り、プレゼン用にまとめ直した作品が出来上がったのが深夜の二時とかそこらへん。合間にお友達の38卓くんと連絡を取りつつ、無理を言って彼のプリンタでの印刷をお願いし、データをやり取りしながら彼の尽力でプリント完了、電車もないので隣駅の彼の家まで歩いて参上するなど多大莫大な迷惑をかけ、お言葉に甘えてママチャリを借り、家に再び帰ってからも出来上がった作品をパネルに貼るなどの作業を遂行、事の全て片付いたのが最早早朝である午前6時。試験自体は11時半開始、10時前には家を出ないと余裕がないってんで、ほとんど寝れないまんま会場である本社へと向かったんである。リポビタンをくいくい飲みながら。38卓くん、その説はホントにありがとうございました。試験当日の顛末は、また次回にでも。


たぬき : ここ数日のたぬき : 18:04 : comments(2) : trackbacks(1)
前日に南青山で迷走、でもどっか押された背中(前編)。
*さてさて、これは採用最終試験前日のお話ですが、受験先の企業さんから「担当教授の推薦状」なるものを当日に寄越しなさい、と仕ったたぬきは、ゼミ・卒研の担当教授であり、現役バリンバリンのグラフィックデザイナーでもある先生の事務所へ遥々来訪したの。そう、以前、侍バツベイにクリソツっつって記事にした、あのお方。所在は表参道駅から数分、いわゆる南青山ってなあたり。事前に送ってもらった地図をしっかり持参したにも関わらず、のっけから真逆の方向に歩みを進めたたぬき涙目、はいはい、所詮は一介のオノボリさんですよっと。でもちょっと反省。しゅん。

ADK
*メイン・ストリートからちょっと奥に入ったマンション風の建築物、その一室が先生の事務所。迷った挙げ句電話したりして、なんとか到着した。到着したそばから、場所くらい確認しとけとのご叱責、やっぱちょっと反省。しゅん。

*まぁ、いきなり推薦状くれぃ、なんつってもそんなもん、おいそれとは書けんわけであって、たぬきの持参したポートフォリオ、つまりは作品集ですね、これを見ていただきつつ、んでもって諸々アドバイスを頂戴しつつ、推薦状本文の方向性を見定めていった。あれやこれやと話しながら、たぬきはちょっと驚いたというか関心した、というのは何かというと、あぁ、この人はしっかりたぬきのことも見てくれてんだなぁ、って感じが端々から凄く伝わってきたからであって、そのせいか忠言のひとつひとつが実にこれ説得力の塊で、激しく為になったのである。たぬきはどっか小心なところがあって、所謂教授とか目上の方に接するのが少しく苦手なんだけども、そんなもんはあんま気にせず、ぶつかってけばいいんだなぁ、とちょっと思った。

*そんな感じで面談は一旦終了、今日のところは時間がないもんで、後編に続く。多分更新は明日になるよ。あと、関係ないけど、今さっきフジロック部の先輩から唐突に電話がかかってきたので、内定の旨を伝えたらなんだか凄く喜んでくれて、それがやたら嬉しかった。ともあれ、続く。
たぬき : ここ数日のたぬき : 19:22 : comments(0) : trackbacks(2)
御報告と感謝を、少しく落ち着いた心で。
*え〜、採用最終試験だどうだこうだと書いてから

向こう、めっきり更新が途絶えた当たぬき小屋です

が、ここらで無事カムバックします。なんやかんや

読者の皆様には心配かけたりそうでもなかったり、

いろいろだとは思いますが、取り敢えず、報告まで

に。


無事、内定いただきました。


*ということです。いや、サラっと書きはしたけど

さ、これがホントに大変でした。試験に至るまでと

試験当日の顛末については、ネタが山盛りどころか

特盛りなんでまた時間があるときにゆっくり更新す

るとして、ひとまずは応援してくれた皆さん、当ブ

ログにてコメントくれたり心で励ましてくれた方、

あと38卓くんや、さたうくんにパッションくん、

TKOくんなどなど、とにかくヘロヘロなたぬきを援

護してくれた全員に片っ端から抱擁したいので一列

に並んでください。というのは冗談ですけど、感謝

はしてもしきれません。ありがとう、兄弟(リトル

ブラザ)。そんな訳でたぬきは現在、以前よか少し

く落ち着いた心で生活をしています。まぁ卒研とか

なんとか、他にもいろいろありんすが、これからも

たぬき並びにその小屋をどうぞよろしく。以上、取

り敢えずの報告と感謝でした。んでは、また。
たぬき : 独白 : 18:06 : comments(10) : trackbacks(25)
深夜2時頃の公開独り言。
採用試験直前で実にテンパっているのであんま

更新出来ません。ていうか、何度も堂々と試験

試験って書いて来たけど、これだけ書いといて

落ちたときのことは何も考えてなかったたぬき

です。ずさん。そんなこと言っても仕方ねぇわ

な、取り敢えずやってこます。じゃあ、みんな

は早く寝ろよな。たぬきの夜はまだこれから。

ただいま絶賛プレゼン資料の保存待ち。そんで

制作続行。また。
たぬき : 独白 : 01:56 : comments(2) : trackbacks(0)
たぬき自画像。
自画像
秀逸な記事。
周囲で評判が良かったり、 たぬきの勝手なオススメだったりする記事の一覧。
● 夜のコンビニエンスで笑う骸骨(誇張なし)。…10月1日(月)
● 無駄に詳細に書く、試験当日の顛末(後編)。…9月30日(水)
●自演によるテロルの猛威、我々は失笑。…9月1日(水)
●ガラにもなく釣りに挑戦してきたよ。…8月30日(木)
●会いにいく…7月8日(日)
実は相互リンク募集中です…
Full Bloom
Full Bloom (JUGEMレビュー »)
Soft Circle
謝肉。嘘です。
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The Dirty Projectors
(ある意味)誠実。
Son
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漂流。
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Steve Reich: Phases (JUGEMレビュー »)
Bradley Lubman,Grant Gershon,Michael Tilson Thomas,Paul Hillier,Reinbert de Leeuw,Steve Reich,Donald Palma,Maya Beiser,Sharon Prater,Evan Ziporyn,Steve Reich
変容。
Andorra
Andorra (JUGEMレビュー »)
Caribou
白波。
HLLLYH
HLLLYH (JUGEMレビュー »)
メイ・シー
阿呆。もしくは悪童。
Romances
Romances (JUGEMレビュー »)
Patton & Kaada
呪詛。
Proof of Youth
Proof of Youth (JUGEMレビュー »)
The Go! Team
越境。
Tiger, My Friend
Tiger, My Friend (JUGEMレビュー »)
Psapp
悪戯。それと歌。
The Greatest
The Greatest (JUGEMレビュー »)
Cat Power
ファンです。
Sound of Silver
Sound of Silver (JUGEMレビュー »)
LCD Soundsystem
挑戦。
The Hollywood Recordings
The Hollywood Recordings (JUGEMレビュー »)
Sa-Ra
無重力。もしくは有重力。
Madvillainy
Madvillainy (JUGEMレビュー »)
Madvillain,MF DOOM,Madlib
集積。
Quebec
Quebec (JUGEMレビュー »)
Ween
ジャンク。
The Lovely
The Lovely (JUGEMレビュー »)
Mara Carlyle
陰影。
UTOPIA
UTOPIA (JUGEMレビュー »)
SUZUKISKI
濃霧。もしくは揺れ。
Introduction
Introduction (JUGEMレビュー »)
The Red Krayola
ガンジー。
EP7
EP7 (JUGEMレビュー »)
Autechre
鋭利。
アベックパンチ 1巻 (BEAM COMIX)
アベックパンチ 1巻 (BEAM COMIX) (JUGEMレビュー »)
タイム 涼介
喧嘩に明け暮れる野郎二人が、男女ペアで戦う格闘技「アベック」に魅せられ、相棒となる女を探し始める。クサいけど味のあるモノローグと会話、でもどっかネジが飛んでる。
おやすみプンプン 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
おやすみプンプン 1 (1) (ヤングサンデーコミックス) (JUGEMレビュー »)
浅野 いにお
まだ序盤も序盤なのでなんとも言えないが、極端にシンプルな造形のプンプンを見てると、何で自分の姿が見えないのか不思議だった小さい頃を思い出す。周りの言動はどうしようもなく混沌。今後に期待。
考えるヒット
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近田 春夫
もう10年近くも前に刊行された、J POP論。その音楽は古びても、彼の言葉はさに非ず。
ABOUT たぬき小屋。

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